国内外へのアクセス拠点。空の玄関口と新幹線駅が至近。


2024年の日本の国際線旅客数は約1億人に達し、なかでも羽田空港は非常に重要なエリアとなっています。この記事では、空港の歴史や、データや混雑状況、世界的な評価、空港直結の商業施設「羽田エアポートガーデン」の魅力まで、旅行・交通の実用的な知識を幅広くご紹介します。
✈️ 羽田空港の歴史
🛫 開港と黎明期
1931年(昭和6年)8月25日、日本初の国営民間航空専用空港として、当時の一大観光地であった穴守稲荷神社の門前町(現在の東京都大田区羽田空港一丁目付近)に「東京飛行場」として開港しました。かつてはのどかな漁師町で、開港当時はわずか300mの滑走路1本という簡素な設備でした。
⚔️ 戦時下と戦後の強制退去
日中戦争や太平洋戦争中は軍用飛行場としても使用され、戦争末期には米軍の爆撃で施設の多くが消失しました。終戦直後の1945年9月には連合国軍に接収されて「ハネダ・アーミー・エアベース」となり、拡張工事のために隣接する住民約3,000人に対し、わずか48時間以内の強制退去命令が下されました。
🏗️ 返還と高度経済成長期
1952年7月、施設の一部が日本政府に移管され「東京国際空港」に改称。1964年の東京オリンピックに向け、滑走路の延伸や東京モノレールの乗り入れなど大規模な整備が行われました。
🌏 成田空港の開港と「国内線の拠点」へ
航空需要の増大による混雑・騒音問題から、1978年に千葉県で成田空港が開港。台湾路線を除く国際定期便がすべて成田へ移転し、羽田は主に国内線専用の空港となりました。
🌊 沖合展開事業と「再国際化」
深刻なキャパシティ不足を解消するため、1980年代から東側の海面を埋め立てる「沖合展開事業(沖展)」を実施。1993年に第1ターミナル、2004年に第2ターミナルが供用開始されました。そして2010年10月、4本目の滑走路(D滑走路)と新国際線ターミナルが完成し、32年ぶりに国際定期便の運航が本格的に再開されました。
🏙️ 近年の動向
2020年には第2ターミナルの一部でも国際線対応が始まり、国際線ターミナルは「第3ターミナル」に改称。旧ターミナル跡地には「HANEDA INNOVATION CITY」や「羽田エアポートガーデン」が開業し、空港周辺の魅力も高まっています。英SKYTRAX社のランキングでは11年連続「世界一、清潔な空港」に選出されるなど、世界トップクラスの品質を誇ります。
📊 2026年最新の旅客数データ
2025年度(2026年3月まで)の年間旅客数は、合計で91,667,125人を記録し、前年度比で5%増加しています。
- 国内線旅客数:67,091,888人(前年度比5%増)で、国内1位の規模を維持
- 国際線旅客数:24,575,237人(前年度比7%増)で、成田・関西に次ぐ国内3位
- 1日あたりの平均:2024年データで約23万4,000人が利用、2025年度はさらに過密な状況に
🚗 混雑状況と混雑時間帯
羽田空港は航空法上の「混雑空港」に指定されており、混雑レベルが最も激しい「レベル3」に分類されています。
- ピーク時期:年末年始・春休み・GW・夏休み(お盆)・秋の連休などの繁忙期
- 1日の混雑ピーク:午前10時〜11時台の出発便に合わせ、午前7時〜8時頃が最混雑
- 駐車場の混雑:繁忙期は5:30〜20:00と長時間に及ぶため、リアルタイム情報の確認や事前予約がおすすめ
🏆 2026年の世界的な評価
混雑状況にありながらも、2026年の「World Airport Awards 2026」において、羽田空港は世界トップクラスの評価を得ています。
- 🥉 世界総合ランキング:世界3位
- ✨ 空港の清潔さ:11年連続で世界1位
- 🛬 国内線部門:14年連続で世界1位
インバウンド需要の継続と円安の影響により、2026年も国際線を中心に高い利用率が続いていますが、「世界一清潔な空港」としての品質を維持しながら、日本の空の玄関口として機能しています。

