物件探しをしていて、エリアの相場よりも安いと思うような賃料の物件に出会ったことはありませんか?安い物件を探せてラッキー!単純にそう思う方もいれば、何かあるんじゃないかと疑う方もいると思います。

実際のところ、賃料の安い物件にはそれなりの理由があるんです!そこで今回は、賃料が安いその理由を10個、ご紹介します。

 

1.空室期間が長い

空室期間が長い物件は、賃料がだんだんと安くなっていく傾向があります。何ヶ月も入居者が決まらない部屋の問い合わせもない、そういった物件は安くせざるを得ません。オーナーさんもあと何ヶ月も空室のままよりも思い切って賃料を下げて空室を埋めたいと思うものです。

2.設備が古い

設備が古いのも賃料が下がる要因です。設備を新しくするのには当然かなりのお金がかかりますから、設備を新しくする代わりに賃料を少し安めに設定して入居希望者を募るといったオーナーさんもいらっしゃいます。

3.駅から遠い、不便、坂がきつい

駅から遠かったり、周辺に何もないような不便な場所、また坂が多かったり傾斜がきついような物件も、なかなか入居希望者が集まりにくいため、賃料が安い傾向になります。駅までがバス便だったり、スーパーが隣町などそういったことが要因になっていたりします。

4.エレベーターがなく階段

物件によっては、5階建てなどでもエレベーターがなく階段で上り下りしなければならないものもあります。こういった物件では、下の階の方が賃料が高めで、上階になればなるほど賃料が下がっていくことが多いです。

5.日当たりが悪い

日当たりが悪い部屋も賃料が安いことがあります。例えば、南向きでも前面に大きな建物が建っているためあまり日が入らなくて日当たりが悪いお部屋もありますし、北向きで1日中薄暗いといったお部屋もあります。内見をしてみて初めて、日当たりが悪い部屋だなと気づくこともあるでしょう。

6.使いにくい間取り、使いにくい部屋の形

三角形の変わった形の部屋や、ウナギの寝床のように長細い形、生活するうえでどうも動線が悪いなど、なにかと使いにくい間取りや部屋の形をしている物件も賃料が安くなっていたりします。家具を置くとデッドスペースができてしまうなどの要因があったりします。

7.周辺環境がうるさい

物件のすぐ裏に電車が走っている、前面道路が交通量の多い道路、近くに工場があって騒音がする、飲食店が物件の1階に入っていたり近くにあって客が騒いでることがあるなど、周辺環境に騒音等の要因がある場合に賃料が安くなっていることがあります。複数の要因がある場合などはその可能性も高いことが多いです。

8.定期借家

定期借家とは、予め契約期間が定められている物件の事で、契約満了時に再契約ができない物件のことを言います。普通借家契約の契約期間が一般的に2年で、2年ごとに更新をすることが多いのですが、定期借家の場合は〇年〇月〇日までといった風に、決められた期間で部屋を明け渡さないといけません。例えば、1年限定、3年限定で契約を更新することが出来ず、必ず期日までに退去しなければならない契約です。その為、すぐに引っ越す必要があり、逆に余分な費用が掛かるケースも多くなります。

そのため、普通借家契約の物件と同じ賃料ではなかなか借主が決まりづらい傾向があるので、その分賃料を安く設定していることが多いのです。おおよそ、3年未満の契約期間の設定で1~2割前後、5年程度だと1割前後、普通借家の相場賃料と比べて安いイメージです。

9.事故物件

部屋の中で、いわゆる自殺や事故があった場合など、人が見聞きしたときに心理的に嫌だなぁと思うような事柄が起きてしまった物件を事故物件と言います。

そういった物件はやはりなかなか入居者が決まりづらいため、賃料も下がります。そして、事故物件の場合には「告知事項」としてその部屋で起こった出来事を告知する義務がありますので、それを聞いたうえで気にならないという方は安い賃料で借りられて良いかもしれません。

10.心優しい大家さん

単純に、心優しい大家さんが安い賃料で貸してくれるということもあります。そういった物件に出会うことができたらとてもラッキーです。

まとめ

以上、賃料が安い理由10個をご紹介しました。人によって重要視するポイントは様々だと思います。こだわるところはこだわって、妥協できる部分で折り合いをつけ、満足のできる物件を見つけられると良いですね。