毎月の家賃、少しでも安くしたい・・・そんな思いは誰しも持っています。でも家賃交渉ってどうすればいいの?そもそもできるもの?そんな疑問をお持ちの方も多いはず。
そこで今回は家賃交渉をする際のコツや注意点などをまとめてみました!
目次
家賃交渉はそもそも可能?
家賃交渉をすること自体は特に問題ありませんが、だからといって気軽に行えるものでもありません。とても気に入った物件でぜひここに住みたい、でも自分の予算から少しオーバーしている・・・そういった場合にこの金額でなら住めるので何とかお願いしたいといった本気度が伺える姿勢と、謙虚な気持ちが大切になります。
オーナーさんとしては募集している家賃が適正な金額と思っているため、それを勝手に高いだ何だと言われては気分を悪くしてしまう可能性も。そうなっては交渉などあったものではなく、審査自体にも影響が出かねませんので、あくまで慎重にお願いすることが重要です。
また、家賃交渉を行ってくれるのは不動産会社の担当者なので、まずは担当者に聞いてみて反応を見てみるのが良いでしょう。家賃交渉について尋ねた際に、やってみましょうと言ってくれれば可能性がありますが、難しいと言われればそれまでです。どちらにしろ、横柄な態度はとらず謙虚な気持ちで、それがポイントです。
入居している物件での値下げ交渉は?
すでに入居している家賃の値下げ交渉に関してもいくつかポイントがあります。
交渉のタイミング
一番いい交渉のタイミングは、部屋の更新時です。何でもないときに急に家賃を下げてほしいと言っても上手くいく可能性は低いでしょう。契約の際に今払っている賃料でお互いに合意しているわけですから通常時はなかなか難しいですが、更新時は思い切って交渉できるチャンスです。
周辺環境の変化
値下げ交渉の際にただ値下げしてほしいと言ったのでは少し弱い感じがします。そこで具体的にこうだから値下げをしてほしいと根拠や理由をしっかりと伝え、相手に納得させる必要があります。
例えば、入居してからしばらくして隣に高い建物ができたために日当たりが悪くなった、近所にあったスーパーが潰れて生活に不便が生じた、近辺の相場を調べた結果ここの賃料は高め、子供が生まれて以前より生活費がかかるようになったなど、具体的に理由を挙げられると少しは交渉しやすくなる可能性があります。
必ずしも応じてもらえるとは限りませんが、交渉の余地があれば挑戦してみるのも良いかもしれません。
1)交渉しやすい時期と、しにくい時期を知る
家賃の交渉は応じてもらいやすい時期と、してもらいにくい時期というのがあります。ここのポイントをしっかりと押さえることで少しでも有利に交渉が進められるようにしましょう。
1月~3月、9月~10月は難しい
進学や就職などで不動産のハイシーズンと言われる1月~3月の家賃交渉はなかなか難しいでしょう。ただでさえ物件の取り合い状態になっていることが多いこの時期は、募集賃料で入りたい人が何人もいるような状況なので避けるのが無難です。
9月~10月は意外に思う方もいるかもしれませんが、人事異動や転勤の辞令などで引越しをする人が結構多いのです。この時期も比較的交渉は難しいと言えるでしょう。
梅雨時期の6月や7月~8月の夏場は交渉しやすい
不動産の閑散期と言えば梅雨時期や暑い夏場。この時期は引っ越す人も少なく、物件が動かないケースが多いのです。そういった時期には家賃交渉もしやすく、応じてもらえる可能性も比較的高いと言えます。
2)交渉しやすい物件を知る
お次は交渉しやすい物件について知りましょう。交渉できる可能性のある物件を見極めることが大切です。
空室期間が長い物件
ずっと空室のまま募集を続けている物件などは狙い目です。オーナーさんも早く空室を埋めたいと思っている可能性が高いので、多少家賃を下げてもそれで入居してもらえるなら、と交渉に応じてもらえる可能性がありますので、気になったら担当者に相談してみるのも良いかもしれません。
近隣物件の相場より高い
希望の物件が近隣の相場に比べて高い場合は、交渉の余地がある可能性があります。しかし、新築や駅から近い、設備が充実しているといった物件の場合は厳しいでしょう。そういった物件は値下げしなくても入居希望者がいることが多いので、応じてもらえる可能性は低くなります。
3)家賃がダメなら他の交渉をしてみる
あなたにとって毎月の家賃が少しでも下がったら助かるのと同様に、オーナーさんにとっても毎月の家賃は大切な収入源です。そのため、家賃値下げにはなかなか応じてもらえない場合でも、他で交渉に応じてもらえる可能性があります。
フリーレントを付けてもらう
フリーレントとは、一定期間の賃料を無料にしてもらうということ。例えば1ヶ月のフリーレントとは、契約の始まった日から1ヶ月分の家賃を無料にしてもらえる、ということです。家賃交渉をした際に家賃は無理だけど、フリーレントを付けるのでどう?とオーナーさんから提案してもらえるケースもあります。
設備の追加、交換
例えば設備でエアコンがない場合にエアコンを付けてもらえないか交渉してみたり、古い蛇口を新しいものに交換してもらえないか交渉してみるのも一つの手です。
まとめ
家賃交渉のポイントや注意点をまとめてみましたが参考になりましたか?
値下げをするもしないも、オーナーさんの心ひとつです。お願いごとですので、交渉を行う際は、まず申し込みをして本気度を示しつつ謙虚な姿勢で丁寧に。お互いに気持ちよく話し合いができるようにしたいですね。