不動産会社に業務を依頼する際にかかる費用について
不動産会社に貸主様が、賃貸業務を依頼すれば負担が少なく済むので良さそう・・・
でも、費用はいくらくらいかかるのか。気になるところですよね。
ここでは、貸主様が貸し出すにあたっての
各費用のおおまかな内容について見ていきます。
【賃貸 仲介業務】
物件の募集を行い、契約締結が主な依頼内容になります。
契約が済んだ後、業務委託にかかる契約事務手数料として募集賃料の1ヶ月+税が一般的にかかる費用になります。
募集に関して、貸主側から特別な依頼をしてかかった費用などがある場合は
別途、広告費がかかる場合があります。
【賃貸 管理業務】
契約者が入居後、物件等に関わる様々な管理について依頼することができます。
依頼する業務範囲や、物件の古さ等によりますが
一般的に家賃の5%(築30年以上の場合7%)が相場です。
弊社で管理業務には以下の業務が全て含まれております。※
<賃貸募集業務>
・募集図面作成業務
・インターネット広告掲載業務
・インターネット掲載写真撮影業務
・賃料等査定提案業務
・見込み客集客 案内業務
・賃貸借契約書類作成業務
・賃貸借契約重要事項説明業務
・賃貸紛争防止条例作成 説明業務
・鍵引き渡し業務
・各種関連書類作成送付 郵送業務
※成約時、賃料の1ヶ月分×消費税の契約事務手数料がかかります。
通常、借主から頂戴する礼金1か月分から不動産会社への支払いが相殺される場合が多く、
実質、貸主は手数料に関して、手出しがかからない場合が多い状況です。
<入居中管理業務>
・クレーム対応業務
・設備故障修繕交換手配業務
・入出金管理業務
・滞納督促業務
<更新業務>
・更新書類 作成確認業務
・更新書類 署名捺印取得業務
・更新時 交渉対応業務
※更新業務完了時、更新事務手数料として更新料の50%を頂戴いたします。
<退去業務>
・退去時立ち合い業務
・退去時精算明細作成業務
・退去後精算交渉業務
・リフォーム提案業務
・リフォーム業者紹介業務
・バリューアップ提案業務
<提案業務>
・マーケティング業務
・バリューアップ提案業務
上記の項目となっております。
管理業務を依頼しない場合は
上記の業務は貸主自身が全て行うものとなり
自主管理をする必要があります。
(管理業務を委託しないで費用をかけず、全てを自分で行う場合)
管理業務については、
ある意味で保険と考えておくとわかりやすいでしょう。
例えば
車で事故が起こった場合、
車の保険に入っていなければ
当たり前ですが、保険金は一切支払われません。
全てを自分自身が負担することになります。
大きな滞納やクレーム、故障、トラブルがあってから
管理委託を依頼することは出来ません。
それと考え方は同じかと思います。
実際のところ、
一般の方が管理業務をすべて行うことは
多岐にわたる業務と知識が必要で
長い間大家さん業をしている場合など
かなりの経験がないと実際難しいところです。
安心して、毎月の安定した賃貸収入を得るには
管理業務をお任せして頂くことをおすすめいたします。
また、管理業務にかかる管理委託手数料に関しては、経費として認められていますので
確定申告に際には忘れずに計上しましょう。