目次
賃貸 借りる流れ
①諸条件を考え、物件の検索をしてみる
家賃やエリア、間取など、自分の希望条件を明確にしつつ、物件の検索をします。
なかなかすべての条件が合う物件は見つからないかもしれません。
その時は、自分にとって何が一番の優先条件なのか、何は譲れるのかというのを考えてみましょう。
分かりやすく考えると優先順位を1~3程度まで事前に整理しておくと物件探しがより円滑になります。
例えば・・・
■優先順位1 家賃 〇万円~上限〇万円
■優先順位2 設備 バス・トイレ別、2階以上
■優先順3 駅徒歩 5分~10分
こういったものは譲れない項目として考えると物件も自然と絞られてきます。
事前のチェックポイント
通勤時間や、近隣の飲食店やスーパー、住環境や、公園、騒音、交通量、建物全面にある他の家の窓との視線、少し離れていても電車の音、工場、色々な項目のチェックが必要です。駐車場や駐輪場もあらかじめ確認しましょう。
もしも可能ならば、気になる物件に行ってみて、通りがかった住民に引っ越しを検討している旨をお話の上、
「住み心地はどうでしょうか?」と聞いてみるとより良い物件に巡り合える確率がアップします。
普通の良い方ならば他にも色々な情報を教えてくれるかもしれません。
押さえておきたいポイント
・家賃の目安は額面収入の 3分の1 程度
・諸経費もしっかりと確認する(敷金、礼金、管理費、仲介手数料、保険料など)
②不動産会社へ問い合わせ
検討物件を不動産会社へ問い合わせます。
メールで、もしくは急ぎの場合は電話で問い合わせをします。
物件の問い合わせの際に、来店の予約もしておくとより案内がスムーズになります。
メールも色々と便利ですが、人気物件はメールをやり取りしている間に申込が入る確率が高いです。例えば、もしも、大人気の服が相場よりもセールで、かなり安くなっていたら1週間後に来店しても1週間売れ残っている確率は少ないですよね?
気になる物件や新着物件を見つけたらすぐに問合せをする方が良い物件に巡り合える確率は上昇します。
③物件見学
実際に部屋を見てみます。内装や設備、共用部などもチェックします。
また、周辺環境なども気にしたいポイントです。毎日の暮らしに影響するので、しっかりと確認しましょう。
確認したいポイント
・スーパーやコンビニ、病院や図書館等、 自分の生活に必要な施設 の確認を
・女性であれば、夜の雰囲気のチェックも行い、 駅からの道で暗い道はないか など確かめておくと安心
④申し込み・審査
気に入った物件があったら、まずは申し込みをして審査を受けることになります。
1)申込
申込書等の空欄に全て記入の上、署名、捺印(認印可、シャチハタ不可)
すべて記入出来ない場合は、申込を受け付けてもらえないケースがあります。
連帯保証人は、事前に血縁の方でお勤めの方に事前にお願いしておくとスムーズです。
最近は連帯保証人の代わりに、保証会社といって保証料を保証会社に支払って保証人になってもらうという制度が主流になりつつあります。
保証会社利用時は、初回保証料といって加入時に支払う費用(およそ初回賃料等の50%前後が多い)と
1年毎などの保証更新料1万円となる費用や、それらとは別のケースで毎月の賃料等に〇%の保証料など
保証会社や申込形態によって、料金や必要資料が異なるなど、色々なケースがあります。
物件やオーナーごとに異なった保証会社となるケースが多いので、物件ごとに条件は確認しましょう。
2)審査
審査には審査資料の提出が必要です。
あらかじめ準備しておくと他にライバルがいた場合、一歩リード出来る可能性が増えます。
・身分証明書(運転免許証・保険証など)
・収入証明書(昨年度の源泉徴収票など)
審査には、【申込書類・各審査資料】を提出の上、
後ほど、本人確認の電話が入るケースが多いです。
なりすましや、電話番号、実際に勤務しているか等、
またその電話での対応も実は審査の対象に含まれています。
電話がかかってくるのは、本人の携帯電話、連帯保証人の携帯電話、緊急連絡先の携帯電話等に不動産管理担当者や保証会社担当者等から
電話がかかってくるケースが多いです。出れなかった場合は時間のあるときに折り返しの電話をしてください。
昨今、怪しい電話も多いので、見知らぬ不審な電話に出ない方も多いかと思いますので、
申込人ご本人はもちろんのこと、連帯保証人、緊急連絡先に電話がある旨をあらかじめお伝えください。
電話がつながらない場合、審査がそこから全く進みませんので、早めのご対応をおすすめします。
一般的に、審査の結果が出るまでは数日から1週間程度になります。
審査に必要になる書類等を確認します。
・身分証明書(運転免許証・保険証など)
・収入証明書(昨年度の源泉徴収票など)
・その他、提出を求められた書類等
⑤契約
審査が通ったらその後は契約になります。
この時に、契約始期(賃料の発生する日)を最終決定します。これに基づいて、入居に関わる費用が明記された精算書が作成され、契約書等が発行され、契約締結をする流れになります。
!ここで注意!
申込をして、審査が通り、契約をする、 という流れは皆さん理解されたと思いますが、意外と多いのが、 契約締結日(署名捺印した日)=賃料発生日と思っている方が多いということです。
基本的には、契約始期 (契約スタート日・入居できる最短日・鍵引き渡し日)が賃料発生日 になりますので、契約締結はそれより前に行うものだと思ってください。
また、契約始期(賃料発生日)の設定に関しては、審査終了後、2週間後くらいの日付をオーナーに言われるケースがほとんどです。オーナーや物件により異なり、相談の乗ってくれるケースもありますが、一般的にはそのくらいと思っておくと良いでしょう。
たまに、1~2ヵ月先を指定する方がいますが、自分が貸す側だった場合どうでしょう?(この場合は、申し込みの時点で受け付けてもらえませんが・・・)
できるだけ自分の有利なように、損が少ないようにと思う気持ちは分かりますが、そこは一般的な常識と照らし合わせて、現実的な落としどころに着地できるよう心がけてください。
その為、部屋を探すタイミングは「引っ越しをしたい」と思う日のおよそ1ヶ月前後が目安となります。
ただし、もしも見つからなかったら困るという場合や、理想の部屋を探したいと思う方は、早めに探しても構いませんが、すぐに見つかった場合、今借りている部屋が賃貸だった場合、解約予告1ヶ月前の契約が多いのでその点も踏まえた上でないと、今の部屋の家賃と、新しい部屋の家賃を約1ヶ月程、ダブって払うことになりかねないので、注意が必要です。
また部屋の契約をダブらせるのは1週間前後あると、今の部屋から、新しい部屋へ引越しの出来る日程も広がり、スケジュールも立てやすいのでおすすめです。
基本的には部屋の「仮押さえ」というシステムはありません。申し込みをし、審査が通り、契約をしたら数週間で賃料が発生します。
こういった全体の流れを把握しておき、物件を探す時期とタイミングを考えて動くと良いでしょう。
だいたい1ヵ月半~1ヵ月前くらいから探すのが良いとされています。
契約時に必要なる書類等を確認します。
・契約者 住民票原本(3ヶ月以内取得)
・その他、提出を求められた書類等
押さえておきたいポイント
部屋探しを始める時に、 今の部屋の契約書を確認 しておくと良いです。
解約予告の時期を確認し、通知を出すのが1カ月前なのか2カ月前なのか 見てみます。
二重家賃を減らしたいのであれば、審査が通ったらすぐに今の住まいの解約予告を出しましょう。
⑥各手続き
電気・ガス・水道・インターネット手続きは早めに確認を行いましょう。
引越し等でいろいろと準備が大変ですが、現住所での停止手続きと新居での開始手続きが必要になります。
ガスなどは立ち合いが必要になるので、希望日時の予約を早めに連絡しておくと良いでしょう。また、インターネットも種類によって開通工事が必要になり、それに1ヵ月前後時間がかかることもありますので、予め確認した上で必要があれば早めに手続きしておきましょう。
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