ようやく夏も終わりに近づいてきましたが、台風などの心配をする季節がやってきます。そして、近頃は大雨・台風などによる大規模な水害がとても多くなってきました。
私たちはどのようなことに気を付けていればよいのでしょうか?今回は、自分の身の安全を守るために改めて確認しておきたい情報をシェアしていきます。
目次
自分の身は自分で守るという意識を持つ
一見、当たり前のことを言っているようですがあなたは本当にその意識を持てているでしょうか?
よく、「自治体から避難のアナウンスがなかった」「みんなが避難していないので大丈夫だと思った」など誰かを頼りきりにして被害にあってしまった人の話を聞きます。
不測の事態では集団心理が働きやすく、みんなと同じ行動をとることで安心感が得られるため、なかなか自分で何かを考え判断することが難しくなってしまいがちですが、そういったことを防ぐためにも常に自分の身は自分でしか守ることができないという意識を持つことが重要です。
ハザードマップを確認する
まずは、自分の住んでいる地域にどのような危険分布がなされているのか、ハザードマップを見て確認しましょう。
川の近くや崖の上、山間などは川の氾濫や土砂崩れなどの危険がありますし、場所によっては道路が冠水したりする可能性もありますので、どの段階で避難するのか、非難経路なども合わせて確認しておきましょう。
ハザードマップは、インターネットでワード検索すればすぐに確認することができます。自分の身近な家族や友人とも情報を共有し、備えておくとよいでしょう。
また、ハザードマップについて詳しく解説している弊社の記事もありますので、あわせてチェックしてみてください。
避難場所の確認
いざというときの避難場所の確認をしておきましょう。
自治体の避難場所
各自治体で設けている緊急避難場所がありますので、確認しておきましょう。多くは近くの小中学校が避難場所として指定されています。
車による避難
車を所有している人は車による避難もひとつの方法になります。この場合には、道が水没していないかなどの確認も必要で、早めに行動する必要があります。できるだけ高台へ移動しましょう。
垂直避難
差し迫った状況下では、垂直避難という選択肢もあります。避難が遅れてしまった場合などではできるだけ高い場所に移動することが重要になるため、自宅の二階や、マンションの上階、屋上など上へ上へ避難します。
友人や親せきの家へ避難する
ハザードマップなどから、友人や親せきの住む地域が危険が少ない場合、そこを避難場所として考えることもできます。
状況を判断し、早めに行動する
テレビやラジオなどのメディアで様々な情報が発信されていますが、いざというときには自分自身で判断し、気象庁や国・自治体などの勧告を待つことく行動しなければなりません。
特に、高齢の方や、障害のある方などは避難するのに時間がかかる場合がありますので、早め早めに行動することが重要です。周りの方のサポートを受ける必要がある場合、普段からコミュニケーションをとっておくことも自分の命を守る際には大切です。
避難が遅れて被害にあったとしても、誰も責任を取ってくれません。本当に、あなたの命を守れるのはあなただけです。
早めに避難して、結局何の被害もなかったとしても、それが一番いいことではないでしょうか?自分や、周りの大切な人たちの安全を守るため、確かな情報を多く取り入れ、判断、行動できるよう心がけましょう。
まとめ
いかがでしたか?
当たり前のようなことですが、自分の身は自分で守る、その意識を持った時に何が必要か、どんな情報が必要かということが見えてくるかと思います。
常日頃から危機意識を持ち、備えをしておくことが重要になってきます。