みなさん、部屋を借りるときに「保証会社」って言葉を耳にしたり、見たりしたことはありませんか?
何のことかよくわからずに言われるまま申し込みをしたら、その保証会社に支払うお金が必要と言われてビックリしたなんてこともあるのではないでしょうか。
よくわからないまま保証会社を利用するのも不安ですよね・・・そこで今回は、保証会社とは何なのか、どういったことをしてくれるのかなど様々な疑問にお答えしていきます。
目次
Q1.そもそも保証会社ってなに?
保証会社とは、借主さんが家賃を滞納した際に、借主さんに代わって大家さんに家賃を支払ってくれる会社のことです。
以前は、連帯保証人を立てていましたが、その代わりの役目を果たしてくれるのが保証会社なのです。
Q2.保証会社はどうやって利用するの?
保証会社の利用には、別に保証会社用の申込書を書いて必要書類を提出する必要があります。
申込書の他に必要なものは、下記のような書類になります。
・身分証明書(運転免許証、保険証など)
・収入証明書(源泉徴収書、課税証明書など)
・その他(状況に応じて必要な書類があれば提出する)
利用するためには審査がある
保証会社は誰でも利用が可能なわけではありません。申し込み後、保証会社の方で独自に審査があり、審査を通った人が保証会社を利用することができます。
審査の際には、本人、緊急連絡先に電話がかかってくることがあり、会社にも在籍確認の電話が入ることがあるので、申込書に連絡先を記載した人たちには、あらかじめ保証会社から電話がかかってくるかもしれない旨を伝えておきましょう。
審査にはおよそ数日~1週間前後の時間がかかります。上記の電話に出なかったりすると審査が進まないので、しばらくは電話に対応できるよう、心がけておくと良いでしょう。
Q3.保証会社の利用に料金はかかるの?
保証会社の利用には、いくらかの料金の支払いが必要です。
まず一番初めに、保証会社を利用するために支払うお金、「初回保証料」というものを支払い、その後、1年ごとに更新料としていくらか支払うパターンが一般的です。
中には、初回保証料・更新料がいらない代わりに、家賃等の合計金額から数パーセントの利用料を毎月支払うパターンのものもあります。
料金形態などは保証会社によって様々なので、申し込みをする前に必ず自分自身で詳細を確認するようにしてください。
Q4.保証会社は利用しないといけないの?
物件によって、「保証会社利用可」というものと、「保証会社利用必須」という2つのパターンがあります。
利用可の物件の場合は、利用したければ使えるよ、という意味で絶対に利用しなければいけないわけではありません。その代わり、連帯保証人を立てることが必須になりますので、親族の方で、現在勤務していて収入のある方にお願いする必要があります。
一方、利用必須の物件の場合は、例え連帯保証人を用意できていたとしても、必ず保証会社を利用しなければいけません。
ここ最近では、保証会社の利用必須の物件が多くなってきており、今後も増えていく可能性が高いと言えます。
Q5.保証会社利用のメリットは?
借主にとっては、上記に記載した通り、連帯保証人は基本的に本人の親族の方でないと認められないケースが多いため、親族がいない方や、頼めないといった方などには連帯保証人の代わりになってくれる保証会社は助かる存在です。
また、外国籍の方やフリーランスの方で収入が不安定、収入を証明するのが難しいといった場合なども、保証会社が利用できれば、お部屋を借りられる可能性が高くなります。
大家さんにとっては、今までは家賃滞納があった場合、連帯保証人に連絡しなければならなかったり、それでもお金を支払ってもらえなかったりしたのが、借主さんに保証会社に入ってもらうことで、家賃滞納があっても代わりに保証会社が支払いをしてくれるので安心というわけです。
Q6.その他、注意点は?
保証会社の中には、申込書に保証会社に対しての連帯保証人を付けるよう求められるところもありますので、保証会社を利用しても連帯保証人が必要な場合があります。
また、保証会社は物件によってあらかじめ決まっていることがほとんどですので、基本的に借主が自由に選ぶことはできません。
そして、どの物件においても「緊急連絡先」を書く欄があります。そこは、自分の親族で、できればあまり遠くない場所に住んでいる方、そしてあまりご高齢でない方が望ましいです。理由としては、何かあった際の緊急連絡先ですので、遠くにいてすぐに対応ができなくては困りますし、ご高齢のため耳が遠い、状況を理解されない、といったことがないようにです。
最後に、保証会社を利用したからといって、家賃を滞納していいということではありません。滞納した分を保証会社が立て替えているだけなので、いずれ必ず保証会社に返さなければいけませんし、滞納が度重なれば保証会社の信用度が下がるため、次回に別の物件で保証会社を利用する際に審査が通らなくなる可能性があります。
まとめ
いかがでしょうか?保証会社について、いろいろと解説していきました。
●保証会社は連帯保証人の代わり
●利用には料金がかかる
●保証会社は利用必須の物件が多くなってきている
保証会社については、今後も利用する可能性が高いですので、しっかりと理解しておきましょう。