お部屋探しの条件でよく聞かれる間取りについて・・・なんとなく分かるような気もするけど、やっぱりよく分からない!そんなあなたに、今回はワンルーム(1R)と1Kの違い、1DKと1LDKの違いについて解説していきます。

頭に付いている数字は部屋の数

まず一番初めに理解しておくと良いのが、頭に付いている数字が何を表しているかということ。ズバリ、部屋の数がいくつか、というのを表しているんです!

例えば、1LDKならリビングダイニングの他に1部屋、2LDKならリビングダイニングの他に2部屋あるということ。10LDKならお部屋が10部屋!そんな豪邸住んでみたい、でも掃除が大変そう?!

・・・なんて冗談はさておき、じゃあ1Rと1Kって、両方1部屋ってことだけど違いって何なの?お次はその疑問について解説します。

 

1Rはキッチンも一緒、1Kはお部屋とキッチンが仕切られている

1Rは名の通り、「ワンルーム」で玄関から居室の空間が一体となっていて、キッチンも仕切りがないような間取りのことです。1Kは「1部屋+キッチン」という意味で、居室部分とキッチンが扉や壁などで仕切られている間取りになります。

1Rのメリット・デメリット

1Rのメリットとしては、空間が仕切られていないため広く感じられることができるでしょう。扉がないのでドアの開閉部分に物が置けないといったこともなく、スペースを最大限に生かして家具の配置などもできます。

デメリットとしては、キッチンも同じ空間にあるので料理の際の煙やにおいなどが充満してしまうことですが、あまり自炊をしない方は問題ないでしょう。また、玄関を開けてすぐに居室が丸見えになってしまう間取りの場合は、宅配の人などが来た時に気になるかもしれませんので、パーテーションなどの目隠しを置くなどの対策が必要になってきます。

1Kのメリット・デメリット

1Kのメリットは居室とキッチンやトイレ、浴室などの水回りが扉で仕切られているため、においや水の音などが部屋に回りづらいのがメリットです。自炊をする人や、服への匂い移りが気になる人にはおすすめです。部屋がきちんと部屋として独立しており、玄関からも部屋の様子が丸見えにならないのでプライバシーも保たれやすいでしょう。

デメリットとしては、1Kの場合独立したキッチンスペースの確保のため専有面積が1Rよりも必要になるので、その分家賃が1Rと比較すると高い可能性があります。

1DKは4.5帖以上、1LDKは8帖以上

まず基本的な知識として、DKはダイニングキッチンの意味、LDKはリビング・ダイニングキッチンという意味になります。ダイニングキッチンということは、主に食卓を囲む場所で、リビング・ダイニングキッチンはそれにリビングルーム、つまりゆったりと過ごすことのできるスペースもあるということになります。

表示の上で、その境はどこにあるのでしょうか。公益社団法人首都圏不動産公正取引協議会による公告のルールでは最低必要な広さの目安で表示を分けることとされています。1DKでは、DKが4.5帖以上であること、1LDKでは、LDKが8帖以上であることとされているのです。また、これは部屋が1室の場合で、2室以上の場合には、DKは6帖以上、LDKは10帖以上となっています。

居室数DKLDK
1部屋4.5帖8帖
2部屋以上6帖10帖

DKとLDKはどっちが良いの?

これは、一概には何とも言えません。要は、使う人の使い方次第なのです。家族構成やライフスタイルに合わせて選ぶのも良いでしょう。それぞれのメリットを紹介しますので検討してみてください。

DKのメリット

・各部屋の役割が分かれている

DKの場合は、各部屋の役割が明確に分けることができます。DKを食卓のスペースにして、1部屋をDKと分けたリビングルームや趣味の部屋として使い、1部屋を寝室として使うこともできます。生活時間がそれぞれ違っている場合でも部屋の役割を分けていれば、あまり気を遣わなくて済みます。

・家賃がLDKと比較して抑えめ

DKの場合、LDKに比べて家賃が安く設定されていることも多いため、毎月の家賃を少しでも抑えたい方には良いでしょう。最近はLDKが主流になりつつあるため、DKは古い物件しかないと思われる方もいるでしょうが、新しい物件でも広さが取れずDKにしているところもありますので、条件で探す際にはDKもチェックから外さずに検討してみてはいかがでしょうか。

LDKのメリット

・コミュニケーションが取りやすい

リビングとダイニングキッチンが同じ空間にあるLDKはそれぞれが違うことをしていても同じ空間で過ごせるため、コミュニケーションが自然と取りやすくなります。生活リズムが違う家族の場合でも、LDKで顔を合わせてちょっとした話ができたりとコミュニケーションをとる機会が増えるでしょう。

・多様な使い方ができる

ある程度の広さが確保されており区切りなどもないため、空間が広々と開放的に見えます。家具の配置などを工夫することで、多様な使い方ができるでしょう。来客の際にも、LDKであればゆったりとした雰囲気の空間でお客様をおもてなしすることができます。

 

まとめ

1Rと1Kの違い、1DKと1LDKの違いについて理解していただけましたか?それぞれの良さがありますので、自分はどういった生活がしたいのか?何が気になるのかなどのポイントを決めて、あとは実際にお部屋を見てみるのが一番良いでしょう。あなたにとって良いお部屋が見つかるといいですね。