自分の店を出す際、店舗の物件選びは悩むところ。1階の路面店は目立つし売り上げも期待できるだろうけど、賃料が高い・・・賃料が安くても2階以上の空中店舗じゃお客さんは入らないんじゃないか・・・様々な不安があると思います。

そこで今回は1階店舗と2階以上の店舗による違いなどを比較し紹介していきます。

 

実際、賃料の違いはどれくらい?

路面店が高いとは言っても、実際にはどれくらいの差があるものなのでしょうか?もちろん物件による差はありますが、2階以上と比べておおよそ1.5~2倍くらいの差があることが多いです。

物件を借りるのにかかる費用は、敷金や保証金などの他、礼金や仲介手数料なども入れるとトータルでは2.5倍ほど違う場合もあります。

下記では、1階に向く業種や2階以上に向く業種、それぞれのメリットについても紹介していきます。

 

1階店舗のメリット

1階の場合は、路面に面しているため視認性も高く、店があるだけでそれ自体が消費者へのアピールになります。その分、売り上げにも大きく関わってくるでしょう。

そういった意味では1階の店舗は魅力的で空中店舗とは一線を画していると言えます。

1階店舗に向く業種

1階は物販や飲食店、カフェなどの業種が向いています。このような業種の場合は一見客も多く、パッと見て入ってみようと思うお客さんを取り入れることができます。まずは入りやすさ、そこから気に入ってもらってリピーターになってもらえれば安定的な売り上げが見込めます。

2階以上の店舗だと、店の中が見えないため、雰囲気や賑わいなどが分からず入りづらいものです。1階で店の中が見えれば入りやすさが断然違います

空中店舗のメリット

2階以上の店舗のメリットとしては、1階店舗と比べて家賃が抑えられること。毎月の固定費が抑えられればそれだけ経営もしやすくなります。また、初期費用も安くなるので、出店もしやすいでしょう。

空中店舗に向く業種

一度顧客が付けば定期的に来店が見込める業種は2階以上でも問題ないケースが多いです。例えば、ネイルサロンや美容室、マッサージなどです。逆に隠れ家的な雰囲気で好まれることも多いようです。

上記のような業種の場合は、たいていネットで検索したりして口コミなどを参考に来店することが多いので、駅から遠すぎるなどでなければ2階以上でも来客が見込めるものです。

飲食店で空中店舗は無理?

では、2階以上では飲食店の経営は全く難しいのでしょうか?そんなことはありません。1階の店舗は賃料も高く、希望のエリアでお店を出せないといった悩みを持つ方も多いようですが、思い切って空中店舗を検討してみるのも一つの手です。

その際には注意点がいくつかあります。

1.入店を阻害するようなテナントやが入っていない

⇒ナイトクラブやスナックなどのテナントが入っていると女性は入りづらかったりしますし、他テナントのキャッチが入り口に立っている、塾がビルに入っていて生徒の自転車が止まっているなども入店しにくくなる要因となりますので入居テナントのチェックは必要です。

2.看板が設置できる(袖看板、1階に置けるA看板など)

⇒お店に気づいてもらえなければ来店してもらえるチャンスはありません。看板を置かせてもらえるかは重要なポイントです。

3.店舗への入り口が分かりやすい

⇒お店に気づいてもらった後は、お店への誘導がスムーズにできるかになります。暗かったり、入り口が狭かったりするとお店までお客さんを呼び込めない可能性も。

上記をクリアできれば、空中店舗でもお客さんが来店してくれる可能性はだいぶ高まります。もちろん、ネットなどのウェブ活用も必須です。

賃料が抑えられる分、軌道に乗れば路面店よりも多くの利益を出すことも可能です。

 

まとめ

1階店舗、空中店舗、それぞれの良い点や向く業種について紹介していきました。

是非参考にしていただいて、検討する際の判断材料にしてもらえればと思います。